・・・ 旭川冬まつりの、メイン会場である氷雪のステージで、旭川カネト合唱団の方たちとともに「カネト」を歌える・・・
                    小杉真知子(東三河)
 凄いことです。魅力満載!夢みたいです。何が何でも行きたくなり、アルトの一員で歌おうと思っていた私が急に指揮を仰せつかり、慌てました。「ねえ、どっから来たの?」カネトと金治郎役の子がいろいろ尋ねてきました。「愛知県の豊橋から。カネトをずうっと歌ってきたんだよ。ねえ、このせりふ入れようよ。覚えられそう?」話したいことは山ほどあるのに、もう出番です。
 川岸に氷を張ってゆったりと流れている石狩川の上を前奏が流れ出しました。
 ♪♪ゆっくりと春を運ぶ 石狩川の流れに 輝く瞳映して 少年は走る♪♪ 
数え切れないほどの回数を重ねて歌ってきた「少年」と「どこまでも」ですが、今、カネトさんの故郷で旭川の人たちと演奏してるのだと思うと、信じられないような不思議な気持ちで胸が高鳴りました。今までいろいろな所で演奏してきたけれど、本当にここまで来たんだという思いです。しかも氷雪のステージ!! 目の前で歌っている子どもたちが、かつて石狩の原野を駆け回っていた少年時代のカネトさんと重なって見えてきました。この子たちは、日常の中に石狩川が流れ、生活の空に大雪山があり、そして、アイヌ記念館のある街で育っているんだなあ………。私は今まで、想像の中で大雪の峰や石狩の原野を思い描いて演奏してきたのです。やはり、地元の旭川で合唱団が誕生し、演奏することの意味は大きいです。
 突然現れた指揮者でしたが、皆さん真剣によい表情で歌われました。積極的で素直な子どもたちの歌声もよく響きました。旭川初演を飾る合唱団員おひとりお一人から、今後拡がっていくであろう旭川カネトが非常に楽しみです。
 前夜、交流できた森田茂紀先生からは音楽に対する造詣の深さを学び、川村兼一さん、伊林さん、齋籐さんには大変お世話かけました。おかげさまで、16時発のスーパーカムイに無事間に合い、千歳空港に向かうことができました。
 興奮冷めやらず、たまたま隣り合わせた女性に今しがたのカネトの演奏のことをお話ししたら、「7月20日ですね。お嫁さんを誘って必ず観に行きますから。」と言われました。千歳にお住まいの方です。
 ハラハラ、ドキドキ、ワクワクの3日間で、カネトへの思いがぐっと膨らみ、東三河公演、旭川公演に向け、力を得ることができた旅となりました。本当にありがとうございました。お互い頑張りましょう。